タミフル耐性ウイルスが過半数に達している

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2007年から2008年の冬には日本ではほとんどみつからなかったタミフル耐性ウイルスですが、2008年から2009年のこの冬はすごい勢いで増えてきつつあります。

インフルエンザはその表面構造の違いで分類されていますが、H1N1型のいわゆるソ連型ウイルスでは、このシーズンに樹立された株の97%はタミフル耐性であると言います。

そして今年は流行するインフルエンザの主流がそのAソ連型になりつつあり、すでに患者総数の過半数はソ連型が占めているようです。


ということは、今年はすでにインフルエンザ患者の半分以上にはタミフルは効かなくなってしまっているということですね。


インフルエンザ、全国に拡大=「Aソ連型」が中心か-感染研

1月27日12時25分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090127-00000077-jij-soci

 インフルエンザの流行が今年に入って北海道から沖縄までの全国に拡大し、抗ウイルス薬タミフルの効かない耐性株が多く見つかっている「Aソ連型」が流行の中心になりつつあることが27日、国立感染症研究所のまとめで分かった。岡部信彦感染症情報センター長は「耐性は突然変異による。このまま定着するのか注意深く見ていく必要がある」としている。
 昨年12月初旬、例年より早く北海道と本州を中心に流行が始まったインフルエンザは、今年に入って沖縄、九州、四国からの患者発生報告が急増し、全国に拡大した。
 当初はA香港型の患者が多かったが、今月18日までに検出されたウイルスはAソ連型が53.2%と過半数を占め、次いでA香港型36.2%、B型10.6%だった。
 今シーズン採取されたAソ連型のウイルスは、ほとんどがタミフル耐性株であることが、厚生労働省などのまとめで分かっている。 


このまま、タミフル耐性ウイルス感染者数が増え続けていくと、もしもその感染者が鳥インフルエンザに運悪くかかったときに恐ろしいことが起こります。

ソ連型のタミフル耐性遺伝子が鳥インフルエンザウイルスと合体すると、鳥インフルエンザがタミフル耐性になってしまいます。


とはいうものの、すでにそれは起こっています。

ベトナムでは2007年に株化された鳥インフルエンザウイルスの一部に、タミフル耐性のものがあったのです。


このときにはベトナムでのタミフル服用方法が非難されました。

というのも、ベトナムでは薬が高いこともあり、タミフルを推奨されている半分の濃度で、鳥インフルエンザ感染予防のために服用し続けている人が少なからずいたからです。

つまり、その漫然としたタミフルの連用がタミフル耐性ウイルスの出現を産んだのではないかという非難です。


しかしこれは、現在ではそうかどうかよくわからないとされています。

というのも、タミフルを圧倒的に使っている国、我が国日本ではタミフル耐性ソ連型ウイルスの発見はほかの国よりもかなり遅かったのです。

そして、世界中の様々な地方でタミフルの使用頻度に関係なく、タミフル耐性ウイルスが検出されているのです。



これらのことから、今回のタミフル耐性となる変異は、ソ連型インフルエンザが増殖しやすい変異を獲得していく中で偶然起こった変異であり、それが全世界に散らばったのだと考えられています。

HIVウイルスと同じく、インフルエンザウイルスは次から次にその姿を変えるウイルスとして知られています。

(だからこそ毎年ワクチン接種しても予防しきれませんし、予想から大きく外れるとあんまり効きません。)


こういう次から次にその姿や能力をどんどん変えていくインフルエンザウイルス、これに対抗していく手段は基本的には体調管理とマスクや手洗いによる感染予防での対処が一番ということになるでしょうか。



関連タグ : Aソ連型, タミフル耐性, ベトナム, 鳥インフルエンザ, タミフル連用,

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