サイトカインストームの治療に関して、訂正します。
申し訳ありません。
鳥インフルエンザに関してのWHOからの臨床取り扱い指針が2007年に出ていました。
その中に、ステロイドの大量投与療法は有効性が認められない、
二次感染などの良くない影響を引き起こすことが多いとの記述がありました。
申し訳ありません。
鳥インフルエンザに関してのWHOからの臨床取り扱い指針が2007年に出ていました。
その中に、ステロイドの大量投与療法は有効性が認められない、
二次感染などの良くない影響を引き起こすことが多いとの記述がありました。
インフルエンザ脳症への対応に見るサイトカインストームの治療方法の可能性
インフルエンザ脳症は我が国の小児急性脳症発生において、
発生率トップを占める疾患である。
年間250人程度が罹患すると考えられている。
この発症率は諸外国では見られない非常に高いものであることから、
日本人民族での何らかの遺伝的因子の存在が疑われている。
インフルエンザ脳症は我が国の小児急性脳症発生において、
発生率トップを占める疾患である。
年間250人程度が罹患すると考えられている。
この発症率は諸外国では見られない非常に高いものであることから、
日本人民族での何らかの遺伝的因子の存在が疑われている。
鳥インフルエンザが人に感染した場合、どうしてあんなに致死率が高いのでしょうか?
人類が全く免疫を持っていないということだけではなくて、人に感染した時の特殊な症状も高い致死率に結びつく原因だと言われています。
香港の症例に関しての記録を見てみると、その特殊な病態が見えてきます。
まず、感染の場所ですが、通常のヒト型インフルエンザでは呼吸器系の粘膜がメインですが、H5N1インフルエンザの場合は確かに咽頭部分にも大量に存在するのですが、直腸や血液からもたくさんのウイルスが分離されているのです。
鳥から鳥へのインフルエンザの感染形式は糞便による経口感染であることはここでも説明しました。
本来トリではインフルエンザというのは主に消化器系の粘膜に感染するウイルスなのです。
ところがヒトに感染する場合、呼吸器系で感染するという進化形式を彼らは選択しました。
これは、鳥と異なり、糞便をする水をそのまま飲むような生活形態をとっていないヒトや豚などで蔓延するには飛沫感染の方が都合がいいことから納得できると思います。
しかしこのH5N1の困ったところは、ヒトに感染しても直腸粘膜や、さらには血液中にも大量にウイルスが存在する全身性の疾患になっていることです。
小児のインフルエンザ感染ではインフルエンザ脳症と言う怖い状態がしばしば発生します。
これはインフルエンザウイルスが脳を冒す、と最初は考えられていましたが、今では少々概念が変わってきています。
インフルエンザウイルスそのものが問題なのではなくて、そのウイルスに刺激されてウイルスをやっつけようとして暴走する免疫系細胞が問題だと考えられています。
リンパ球や樹状細胞などの免疫系細胞は、免疫反応をスムースで効果的に進めるために。サイトカインと言う物質を分泌して反応を強く勧めたり、逆に進み過ぎと思われる反応を抑えたりします。
そのバランスは微妙なところで成り立っていますが、インフルエンザ感染を契機にそれが崩れてしまうのがインフルエンザ脳症の原因だと思われています。
鳥インフルエンザにかかった場合には激しいサイトカインストームで重症化する。
そう言う表現を読まれたことがあると思いますが、サイトカインストームの意味は、では、お分かりでしょうか?
サイトカインとは、人間の体の中で作りだされる分泌因子で、免疫細胞、つまり白血球やリンパ球の働きを強めたり弱めたりして調節するものです。
ふだんであればそれは、免疫を一番適度に保って、外敵をやっつけて自分を守ってくれるのですが、これがバランスが崩れて、たくさんの種類のサイトカインがものすごく大量に放出される、それがサイトカインストームです。
鳥インフルエンザにかかると、そのサイトカインストームを起こしやすいことが知られています。







