新型インフルエンザ(鳥インフルエンザH5N1や豚インフルエンザH1N1などの人間感染型)に関する知識とそれへの対策についてまとめてみました。新しい情報は随時追加します。



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これまでの国内のマスコミの報道を見る限り、新型インフルエンザ感染が原因で亡くなった方の報道は眉に唾をつけてみる必要があります。

12例目の死亡例とされたままの大阪の45歳の男性は、虚血性心疾患が死因であるとの報道があったはずです。

それなのに、沖縄で亡くなった24歳の女性の死亡例と今だにいっしょくたに扱われて、持病がなくて新型インフルエンザで亡くなった人は2例あるかのような報道姿勢。

いったいいつになれば正しい報道姿勢になってくれるやら。


ええ、もちろん沖縄の女性の死因は新型インフルエンザの重症化が原因と疑われる、でいいと思います。

つまり、持病がなくても重症化し、致死の症例があると言うことです。


新型インフル 持病ない24歳死亡 死者13人目、国内最年少

9月16日7時56分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090916-00000039-san-soci

 厚生労働省は15日、沖縄県で新型インフルエンザに感染した持病のない女性(24)が死亡したと発表した。死者は13人目。女性は肺炎で入院後に意識不明となり、死因はくも膜下出血だった。国内の死者では最も若く、持病

のない人の死亡は2例目。

 厚労省などによると、女性は8月26日に発熱。医療機関でリレンザ投与を受けたが高熱が続いたため31日に入院。肺炎を発症しており、詳細(PCR)検査で新型の感染が確認された。人工呼吸器を装着して集中治療を受けたが、9月9日にくも膜下出血を起こした。


これはどうみてもウイルス感染により、呼吸器症状、肺炎が急速に重症化した症例です。

多くの高校生や若い成人ではウイルス感染は軽症にとどまるのに、この女性でなぜこんなに急速な重症化が進んだのか?

何か体質的な問題(遺伝子配列の問題)で「サイトカインストーム」と呼ばれる状況が発生したのかもしれません。


体質的な問題に関しては以前も書きましたが、H5N1インフルエンザに感染した場合の致死率が国によって大きく異なることから言っても、何か新型インフルエンザ感染で重篤化してしまうSNPを持っている人が存在する可能性が高いように思われます。

あくまでも私の推測で、文献的な考察を基に書いているものではないことをお断りしておきますけれども。

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関連タグ : サイトカインストーム, 致死, 死亡例, 新型インフルエンザ, 沖縄の女性,

新型インフルエンザはアメリカではすでに推定10万人に感染している。

もちろん推定だけれどもCDCのメンバーの一人の見解だから

でたらめではない、一つの考え方に基づく数値と言っていいだろう。


<新型インフル>米国内「10万人超感染」…CDC見解

5月16日11時31分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090516-00000021-mai-int

 【ワシントン小松健一】米疾病対策センター(CDC)のジャーニガン・インフルエンザ部副部長は15日の記者会見で、米国内の感染者が公式集計よりはるかに多く、現在の実際の感染者は「全米の症状の広がりからみて、10万人以上と言ってもいいだろう」との見解を明らかにした。

 CDCが感染実態の推計を示したのは初めて。これまでも、(1)感染しても軽症のため医師の診察を受けない人も多い(2)地方によっては感染の検査をしていない--などの理由から、CDCの集計は「氷山の一角」との認識を示していた。

 ジャーニガン副部長は全米で例年、季節性インフルエンザに感染する人が、人口の7~10%にあたる2100万~3000万人に上ると指摘。新型インフルエンザについては、4月からの感染の拡大状況などから「10万人以上」と推計できるという。「米国のいくつかの地域では数千人が感染したと疑われる報告もある」とも語り、全米の実態調査を続けているという。


そうした状況は遠からず日本にも訪れると思う。

では、我々一般人、あるいは一般臨床医は何をなすべきか?

感染した際にどのように対応するかの、心づもりを持っておくことだ。


アメリカのやはりニューヨークタイムズの記事から拾ってみる。

Drugs Urged for Swine Flu in Pregnancy

Pregnant women who get swine flu are at such high risk of complications like pneumonia, dehydration and premature labor that they should be treated at once with the antiviral drug Tamiflu ― even though it is not normally recommended in pregnancy, the Centers for Disease Control and Prevention said Tuesday.

妊娠してる女性は新型インフルエンザに感染した場合に肺炎、脱水症状や早産などの合併症を引き起こしやすいことから、新型インフルエンザ感染が疑われる場合には速やかに抗インフルエンザ薬の投与を受けるべきである、通常は妊婦への投与は推奨されていないのだけれども と、CDCが発表している。


と言うのがこの記事のイントロダクション

中身を簡単に書くと、タミフルやリレンザは通常は妊婦に用いない。

それは安全かどうかの人間での確認が不十分だから。
(サリドマイド以降の新しい薬はほぼすべて確認不十分である。)


しかし、アメリカでの死亡例の一人が33歳の妊婦で

20人ほどの妊婦の感染例で数名が肺炎を起こしていることから

妊娠はインフルエンザ感染の際に重大な合併症を起こすリスクと考えるべきだ

そう考えられているということだ。


アメリカでも日本同様、妊婦さんは薬を飲みたがらない。

医者も同じ区で処方を避けようとする。

しかし、弱毒性とは言っても今回の豚インフルはその態度は危険を招く。


新型インフルエンザと疑われた時点で、

あるいは感染者との濃厚接触が確認された時点で

妊婦ほど積極的にタミフルやリレンザを使用すべきであるというのだ。


もちろん、「絶対に安全な」薬なんてあり得ない。

しかし、使うことによる副作用のリスクと

その薬を使わないで病気に立ち向かうリスクとでは

後者の方がはるかに胎児にとって危険と判断できるということだ。


新型インフルエンザの感染で重症化しやすいリスクが高いのは


1.喘息などの呼吸器疾患の方

2.糖尿病や肥満の生活習慣病の方

3.免疫不全状態の方

4.心臓循環器系の持病を持つ方

5.妊婦さん


これを心がけておこう。

それで妊婦さんにお願いなのだが、

もしもあなた自身がインフルエンザのような兆候を感じたら、

あるいは身近でそう言う人が出て不安を感じたら、

かかりつけの産婦人科にいきなり行かずに、
あるいはかかりつけの内科にもいきなり行かずに、
かならず電話で確認を取ってほしい。



状況を説明して、できれば症状のない家族にマスクをさせた上で

薬をもらいに行ってもらうように。

平日の9時から17時であればまず保健所に電話を。


産婦人科であれ、内科であれ、むやみに医療機関に駆け込むことは

あなた自身と、その病院に来ているほかの患者さんのリスクを高めるだけだ。

迅速に、だけど冷静に、行動しよう。


関連タグ : インフルエンザ感染, 妊婦, ハイリスク, 肺炎, 死亡例, アメリカ, 新型インフル,

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