新型インフルエンザ(鳥インフルエンザH5N1や豚インフルエンザH1N1などの人間感染型)に関する知識とそれへの対策についてまとめてみました。新しい情報は随時追加します。



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厚生労働省主導の5月の水際阻止作戦失敗(海外で笑い物にされたあれ)から3か月、新型インフルエンザは着々と世界中に広がっています。

冬を迎える南半球での広がりは予測された通りに進みました。

例えばアルゼンチンではこれまでに推定40万人が感染し、確定例およそ13000人のうちおよそ1%の130人前後が亡くなっています。


アメリカやカナダの4月から6月の統計から死亡率は0.5%と推定されたという話がありますが、アルゼンチンでの確定症例だけでみれば死亡率は1%です。

つまり、肺炎や気管支炎を合併しやすい冬の条件では、死亡率はもっと高くなる可能性が否定できません。

通常の季節性インフルエンザが死亡率0.2%と言うことを考えれば、けっこう怖い風邪であることが分かります。


どうせワクチン製造は間に合わないのなら、気候の良い今のうちにかかっておくのも悪くないんじゃないかなんて思ったわけではないだろうが…


新型インフルエンザ 都立50校で集団感染

8月25日1時32分配信 日本テレビ

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20090824/20090824-00000064-nnn-soci.html

 東京都立の学校約300校のうち、約50校で新型インフルエンザの集団感染が確認された。

 都教育委員会によると、夏休み直前から新型インフルエンザの感染の連絡が増え始め、都立の高校や中高一貫校約300校のうち、約50校で集団感染が確認されたという。特に、部活動や合宿で感染した例が多く報告されているという。

 東北大学大学院・押谷仁教授によると、「学校閉鎖を積極的にやって地域に広がるのを防いでいくと、流行を完全に抑えることはできないけれども、ピークの患者を減らせる」という。

 押谷教授は「高校生は新型インフルエンザで重症化する割合はほかの年代より低い傾向がある」としながらも、「感染拡大を防ぐため、季節性のインフルエンザより厳しい基準で学校閉鎖をする必要がある」と述べている。


なかなか見事に流行していますね。

東海道線や京浜東北線で暑いのにゲホゲホとせき込む人が結構多いのが嫌だったのですが、まあ、かなりの確率で彼らも新型インフルエンザの感染者だったように思われます。

ということで、かかったらどうすればよいかについておさらいしておきますね。


まず、風邪症状を感じたら、2,3日以内を思い返してみて、咳こんでいた人、下痢をしていた人や熱を出して休んでいる人と接触した記憶がないかどうかたどってください。

それでそういう症状を持つ人が知り合いだったら、電話をかけて確認してみましょう。


「ねえねえ、一昨日会ったときさ、けっこう咳がひどかったじゃない。その後どうよ?」


インフルエンザでしたと言われたら速攻で病院受診すべきですが、そうでなくても、


「家族や同じ職場にも似たような症状の人がいて熱も出ないし、ただの流行り風だと思った」

「高熱が出てしんどかった」

下痢したり、吐き気がひどかったけど、それが終わったらのども痛くなった。」


などの話であれば、受診しておいた方がよいと思います。

ただし、病院によっては妊婦さんがいたりしてインフルエンザ患者さんを極力を避けている場合があるので、受診する前に電話で確認してください。


病院側のわがままではなくて、妊婦さんは感染した場合に重症化する可能性が高いのです。

ほんとうに、あなたの健康だけでなく、みんなの命を守るように、小さなことから気を配ってあげてください。



関連タグ : 新型インフルエンザ, パンデミック, 高校生, 学校閉鎖, 症状,

新型インフルエンザ騒ぎでいろいろ調べて、こちらにも書いてきましたが、まあ、ほんとに大騒ぎでしたねえ。

最初、情報がほとんどないころには私もここで騒いでいました。申し訳ありません。

4月下旬はほんとに情報が少なかったですもんね。

私のこのブログもアクセス解析で総務省や厚労省関連機関などの政府機関からのアクセスがすごかったので、ほんとに情報を求めてみなさん右往左往していたのだと思います。

最初は過剰反応してしまったのもしょうがなかったと思います。

滑稽な検疫パフォーマンスに、経済支援なき発熱外来設置。


・・・問題はその後ですね。

振り上げたこぶし、連休明けには十分おろせる機会があったと思います。

少なくとも国内で海外渡航に関係ない感染者が見つかった時点ですぐにでも、WHOの指針に従って方針転換すべきだと思ったのですが。


インフル新指針に自治体戸惑い=対策緩和「本当にいいのか」-問答集作成へ・厚労省

6月20日4時59分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090620-00000011-jij-soci

 厚生労働省が19日に示した新型インフルエンザ対策の新指針に対し、自治体の間で戸惑いが広がっている。大幅な方針転換に「今までやってきたことは何だったのか」と疑問視する声もあり、同省は問答集の作成について検討を始めた。
 新指針は秋口にも訪れる流行の「第2波」に向け、患者の大量発生を想定。自治体に設置させた専門外来はパンクする可能性があるとし、すべての医療機関を受診できるように改めた。
 これに対し、岩手県の担当者は「2次感染を防ぐため待合室の設置などを求めているが、対応できない診療所が多い」と指摘。現状では不可能とし、指針は当面採用しないという。
 発熱相談センターが受診先を紹介する手順を省略できるようにした点について、同担当者は「既に定着した方法なのに、元に戻せば混乱する」と話す。石川県の担当者も「毎日約100件の相談がセンターに寄せられている。不安が残っているのに、対策を緩めるような印象を県民に持たれないか心配だ」と漏らす。
 感染が疑われる全員に行ってきた遺伝子検査を取りやめ、集団感染の発見に絞る監視態勢への反発もある。大阪府の担当者は「全件把握しないという考え方は本当にいいのか。指針の通りだと学校での集団発生を招くのでは」と疑問を示す。
 岩手県の担当者も「(感染が疑われる生徒が)1人だけなら検査しないという方針では、不安が広がる。保護者の理解は得られない」という。 


記事が一カ月ぶりになってしまったのは、拍車がかかるだけで収拾がつかない行政の混乱ぶりにうんざりしたことがあります。

中でも地方の保健所の信じられない対応に、霞が関の官僚だけでなく地方自治体の行政もこの程度かという失望感が大きくて。

これ以上記事を書くことが混乱に拍車をかけるだけなのかということで自制しました。


で、それから一カ月、ようやく厚労省が振り上げたこぶしを下ろしました。

どうして一カ月以上もかかってしまったのか、まあ、それはともかく、現実的な対策に戻ってきました。


新型インフルエンザが全く怖くない病気であるというわけではありません。

しかし、もはや世界中に蔓延してしまっている今、日本の厚労省が建てたような対策は全く無意味です。

日常の医療活動の中で医療界はこれに対処していくしかないし、国民も覚悟の上で臨んでいただくしかありません。

もう、封鎖できる段階ではないということです。

4月下旬の時点でアメリカのCDCもWHOもそれを宣言していましたが、日本政府だけがそれを認めるのに2カ月かかったということです。)


毎日の生活を見直して、健康な体を作っておくことが、次に来る第二波のパンデミックへの最大の対策ということでしょう。



関連タグ : 新型インフルエンザ, 厚労省, 方針転換, 医療機関, パンデミック, 第二波,

新型インフルエンザに関して昨夜遅くに、知人からメールをもらった。

幼い甥や姪のためのインフルエンザ用のマスクを手に入れて

妹さんに送ることになったのだがどういうものがいいのかという質問。


彼女の実家は神戸なのだが、

神戸の高校生が新型インフルエンザに国内で感染したということで、

16日夕方の時点で神戸市内ではマスクが手に入らなくなっているという。


感染確定が16日午後だったので神戸市で休校が決まったのは夕方。

その頃にはマスクが売り切れる、非常用の備蓄が効く食料が飛ぶように売れる、

そう言う事態が100万都市の神戸で起こっているという。



この現象は日本中でしばらくの間繰り返されるかもしれない。

インフルエンザ確定例が出るたびにその街をパニックが襲う。

でも、あわてないでください。


すでに感染拡大のフェーズに入っているけれども、

原則は弱毒性のウイルスなのだから、かかってもふつうは大丈夫。


数百人規模に拡大の可能性=新型インフル国内感染-国立感染研・田代氏

5月17日5時47分配信 時事通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090517-00000013-jij-int

 【ジュネーブ16日時事】国立感染症研究所の田代眞人インフルエンザ研究センター長は16日、日本で初めて新型インフルエンザの国内感染が確認されたことについて、「(感染が)確認された数だけで判断すると、数百人くらいまで広がっている(可能性がある)」との見解を示した。インフルエンザに関する会合のため、訪問しているジュネーブの世界保健機関(WHO)本部で、記者団に語った。
 田代氏はまた、今回の日本での感染確認とWHOによる新型インフルエンザの警戒レベル引き上げに関して、「今後の推移によっては、一つの判断材料になる」と指摘。日本で広範囲な感染が確認されれば、WHOによる警戒レベルの引き上げにつながる可能性を示した。同氏は警戒レベルを議論するWHOの緊急委員会にも参加している。
 田代氏はこのほか、これまでところ、感染者の症状が軽い点に言及。重症になるリスクの高い糖尿病などの持病を抱えた人への対応で十分に注意する必要があるものの、「(過度に)心配することはない」との見解を示した。 


それにしても、水際厳戒態勢の日本での感染拡大、これが、

WHOでのフェーズ6宣言の決定要因の一つになるかもしれない

それってなんだか実験みたいでいやですね。


水際対策に厚生労働省が走りまわって、

結局は防止できなかったのはWHOの見解を証明した形だし、

日本の空回りがことさらに目立つ騒動に見えます。


関連タグ : 国内での感染, ヒトからヒト, 新型インフルエンザ, 神戸市内, マスク売り切れ,

中国でまたまた派手な隔離政策が繰り広げられています。

日本人も多数、拘束状態で何もできないようです。

このことに対しては国際的な批判も大分大きくなってきましたが、SARSでの失策を繰り返さないことに必死の中国には届かないようです。

今の中国に旅行するのは、仕事であれボランティアであれ、極力避けた方が賢明のようですね。



検疫に関してのWHOの見解を載せておきます。

もう4日前になりますが、このような見解を出していました。

日本も検疫体制、考え直しましょうよ、そろそろ。


リンクは以下です。

WHO|TRAVEL

http://www.who.int/csr/disease/swineflu/frequently_asked_questions/travel/en/index.html

おおざっぱですが、翻訳しておきます。

信用できない人は下の原文を読んでくださいね。


トラベル

2009年5月7日


 旅行しても大丈夫ですか?

 WHO(世界保健機構)は今回のインフルエンザA(H1N1)のアウトブレイクに関して、旅行の制限は推奨していません。
 現代ではビジネスでもレジャーでも、大勢の人が世界中を行き来しているのは当たり前です。
 旅行を制限したり、禁止したりすることでは、ウイルス感染拡大を押しとどめることはほとんどできませんが、世界的な交流に及ぼす損失は大きなものです。

 インフルエンザA(H1N1)ウイルスはすでに世界各地で確認されています。
 国際的にそれが広がるのを阻止することに努力するよりも、それぞれの症例を迅速に発見して適切な治療を施すことに世界中が重点を置いています。

 旅行者のインフルエンザ感染のサインや徴候を追跡することで感染経路を追跡することはできますが、ういする感染を阻止することはできません、なぜならば症状が出る前の状態でもすでに感染力を持っているからです。

 科学的な研究に基づいた数学モデルでの計算でも、旅行制限は病気の拡大にごくわずかな効果を持つか、ほとんど無意味であることが分かっています。
 かつてのインフルエンザパンデミックの歴史をひも解いてみても、SARSの経験からもこれは明らかなのです。


 WHOは入国や出国時に具合の悪い人をスクリーニングすることを推奨しているでしょうか?

答えはいいえです。出入国時のスクリーニングがこの病気の感染拡大を防ぐことができるとは考えていません。
 しかしどうするかはその国の公衆衛生管理の考え方に従ってなされるべきであり、これは International Health Regulations 2005に基づいて行われます。

 国際的な交通を厳しく制限することを決めた国家は(24時間以上の停留や入出国の停止)WHOに対してそのような処置をとった理由と実際の効果に関する報告を求められます。
 WHOはWHOのメンバーであるすべての国のそのような事象に関して追跡調査します。
 
 旅行者は彼らの人権に対して常に尊厳と敬意を払われてしかるべきです。


旅行するときにはどうすればインフルエンザA(H1N1)から身を守れますか?

 病気の人は旅行計画を遅らせましょう。旅行から帰ってきて具合が悪くなった人は必ずかかりつけの病院などに相談してください。

 旅行者は基本的なことに気をつけることで、旅行中あるいは日常生活において自分自身や他の人が感染するのを防ぐことができます。


 関連リンク

 海外旅行と健康
 32番目の記事を読んでください。(pdf冊子です。) 

 自分でできることは?



Travel

7 May 2009 (updated from 1 May 2009)


Is it safe to travel?

WHO is not recommending travel restrictions related to the outbreak of the influenza A(H1N1) virus. Today, global travel is commonplace and large numbers of people move around the world for business and leisure. Limiting travel and imposing travel restrictions would have very little effect on stopping the virus from spreading, but would be highly disruptive to the global community.

Influenza A(H1N1) has already been confirmed in many parts of the world. The global response now focuses on minimizing the impact of the virus through the rapid identification of cases, and providing patients with appropriate medical care, rather than on stopping its spread internationally.

Although identifying signs and symptoms of influenza in travellers can help track the path of the outbreak, it will not reduce the spread of influenza, as the virus can be transmitted from person to person before the onset of symptoms.

Scientific research based on mathematical modelling shows that restricting travel would be of limited or no benefit in stopping the spread of disease. Historical records of previous influenza pandemics, as well as experience with SARS, validate this.


Does WHO recommend screenings at country entry and exit points to detect if ill people are travelling?

No. We do not believe entry and exit screenings would work to reduce the spread of this disease. However country-level measures to respond to a public health risk are the decision of national authorities, under the International Health Regulations 2005.

Countries that adopt measures that significantly interfere with international traffic (e.g. delaying an airplane passenger for more than 24 hours, or refusing country entry or departure to a traveller) must provide WHO with the public health reasoning and evidence for their actions. WHO will follow up with all of its Member countries on such matters.

Travellers should always be treated with dignity and respect for their human rights.


How can I protect myself from influenza A(H1N1) when I am travelling?

People who are ill should delay travel plans. Returning travellers who become ill should contact their health care provider.

Travellers can protect themselves and others by following simple prevention practices that apply while travelling and in daily life.


Related links

International travel and health
See article 32

What can I do?
[WHOは出入国時のスクリーニングがこの病気の感染拡大を防ぐことができるとは考えていません。]の続きを読む

関連タグ : WHOの勧告, 検疫, 新型インフルエンザ, 中国, 人権, 尊厳,


新型インフルエンザが25歳から40歳の若い成人に死者を引き起こす傾向が強い

4月23日以降しばらくはそう言う報告がメキシコからなされていたようだが、

どうもそれが間違っていたような気配だ。


採取されたインフルエンザウイルスの遺伝子型が諸国で一致していて、

メキシコ以外では軽症者がほとんどであること、

メキシコでは軽症者は無視されているようであること、

などから考えて、


[メキシコからの報告が間違いだったということか?]の続きを読む

関連タグ : メキシコ, 新型インフルエンザ, 致死率, 弱毒型, CDC, パンデミック, 対策,

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